ホビー事業部の開発ブログ

プラモデルと日夜格闘する、BANDAI SPIRITS ホビー事業部の開発スタッフによる公式ブログです。

※このページでは、記載内容・商品等に関するお問い合わせは受け付けておりません。ご了承ください。

【30MM戦線配備】bEXM-15 ポルタノヴァ(水中仕様)[パープル]

f:id:hobbywrite:20200212185520j:plain

 30MMシリーズ新製品レビュー。今回は3/14リリースの「ポルタノヴァ(水中仕様)[パープル]」を徹底解説。新型装備の詳細はもちろん、「水中仕様」という今までにないシチュエーションからますます広がるカスタマイズの可能性についても言及していきます。

 

bEXM-15 ポルタノヴァ(水中仕様)[パープル]

 

f:id:hobbywrite:20200306203607j:plain



 水中用ということでスキューバダイビング装備各種のイメージを落とし込んだデザインワーク。シースクーターを彷彿とさせるフォルム。一目で水中用とわからせるシュノーケルゴーグル。人間の装備のモチーフから一転、錨(いかり)の特殊系という視点で起こされたアンカーアームが巨大ロボットの装備であることを主張している。

 

f:id:hobbywrite:20200304182152j:plain

 巨大な水中用バックパック、推進器上の足首のディテールもシャープな仕上がり。(※写真の支柱=アクションベースは別売りです)

 

f:id:hobbywrite:20200304181935j:plain

 異星から攻めてくるバイロン軍。水中装備の存在は彼らの星にも海があることを示唆するのか?それとも地球を研究した成果としての特別な仕様なのか?(※写真の支柱=アクションベースは別売りです)

 

 

 

f:id:hobbywrite:20200304184254j:plain

 装備一式。わかりやすくするために、ポルタノヴァ素体と水中用装備の単位で配置した状態。

 

シュノーケルバイザー

f:id:hobbywrite:20200304184941j:plain

 スキューバダイビングの装備をイメージした新型フェイス。バイザーに囲われ一段奥まった位置から除くメインカメラの光沢も小気味いいアクセントとしてデザインを引き締めます。メリハリの利いた色彩設計も魅力です。

 

水中仕様バックパック

f:id:hobbywrite:20200304184454j:plain

 こちらもスキューバダイビングの酸素ボンベをモチーフにしているものの、推進装置としての役割を担っているバックパック。

f:id:hobbywrite:20200304184533j:plain

 独立した2本の推進器をマウントでつなぐことで背中に背負います。

 

f:id:hobbywrite:20200304223105j:plain

 この推進器ユニット、末端の部品を外すと中にはC型ジョイントの軸が存在するのでヒザや足首のパーツを接続して脚として使うこともできます。

 

f:id:hobbywrite:20200304222426j:plain

また、一方の末端パーツには手首関節ボールジョイントに対応した受けがあるので肘から組み替えて前腕部を構築することも可能なつくりとなっています。

 

f:id:hobbywrite:20200308161930j:plain

 組み合わせれば 四肢の長い、いわゆるスーパーロボット体形のスタイルに組み上げることができます。(※上写真は製品2セットを組み合わせています)

 

補助推進器

f:id:hobbywrite:20200304184718j:plain

 バックパックのモノより小さい補助推進器。シースクーターなどのフォルムを意識した涙滴形状のフォルムが水中仕様を演出します。

f:id:hobbywrite:20200304184636j:plain

 こちらもマウントパーツで2本を一組にまとめることができ、ポルタノヴァの腰前部のジョイントに取り付ける構成です。

 

水中仕様アーマー

f:id:hobbywrite:20200304184808j:plain

 水中機動時の整流を意識した外装。3ミリ軸ジョイントタイプとヒザ用を用意。小ぶりなパーツですが黄色成形であることも相まってカスタマイズ時のカラーアクセントとしても重宝します。

f:id:hobbywrite:20200306204327j:plain

 ヒザ用の外装にはオプションウェポン (別売り)の各種ブレードを取り付け可能です。

 

脚部推進器

f:id:hobbywrite:20200304185113j:plain

 スクリューリング状の脚部。足首ポリボールジョイントを介して接続する。足首外装ジョイント用のボールジョイントを設置できる嵌合があり、カスタマイズに対する配慮がなされています。

 

アンカークロー

f:id:hobbywrite:20200304185152j:plain

 その名の通りアンカー(錨)をモチーフにデザインされた装備。シールドマウントを介して前腕部に取り付け可能です。

f:id:hobbywrite:20200304185318j:plain

 このアンカークローは3ユニットからなり、組み替えが可能。

f:id:hobbywrite:20200304185430j:plain

 クロー部とパイルバンカー部を同じ方向に向けることが可能です。

 

 

 

カスタマイズの海へ深く潜る───

 水中仕様ポルタノヴァの登場で「水中」を意識したカスタマイズも広がります。

f:id:hobbywrite:20200306210308j:plain
 小ぶりな装備をメインに装備した仕様。上陸後の機動性を優先して水中での移動はロイロイの推進器につかまって移動することを想定。(製品1セットからの製作例)

 

f:id:hobbywrite:20200306213213j:plain



 四肢に推進系を内蔵することを意識したカスタマイズ。水中用バックパックを四肢に使うと今までになかったシンプルでボリューミーなスタイリングを構築できます。

(製品1セットからの製作例)

 

 

f:id:hobbywrite:20200306214116j:plain

 人魚をモチーフにカスタマイズ。「自立する必要がない」環境でも空中や宇宙とも違ったイメージを広げていけるのが面白い。(製品1セットからの製作例※写真の支柱=アクションベースは別売りです)

 

f:id:hobbywrite:20200306214208j:plain

 腰回りの部品の使い方に注目。支柱に使っているアクションベースへの取り付けは水中用バックパックの3ミリ穴ジョイントを使っています。30MMシリーズとアクションベース組み合わせは相性が良く、股間のアクションベース用ジョイント以外の場所からでも接続が可能。この例のような変則的なディスプレイにも自在に対応できます。(製品1セットからの製作例※写真の支柱=アクションベースは別売りです)

 

f:id:hobbywrite:20200304222223j:plain

 水中仕様のカスタマイズはまだまだ未開拓の海といえます。複数を組み合わせれば可能性は乗算比例!(製品3セットからの製作例※写真の支柱=アクションベースは別売りです)

 

水中を進攻するポルタノヴァ小隊────

 水中仕様の面白さはそのデザインモチーフの身近さにあります。スキューバダイビングの映像はテレビ番組等でもよく取り上げられますから、この水中仕様ポルタノヴァにとらせる演技も自然と浮かぶ人も多いのではないでしょうか?

f:id:hobbywrite:20200304210906j:plain

 アクションベース(別売り)を使えばそんなイメージを実際にディスプレイで表現できます。(※上写真は「水中仕様ポルタノヴァ[パープル]」3セットと「アクションベース4」3セットを使用しています)

f:id:hobbywrite:20200304211152j:plain

 空中とも宇宙とも違う「水中」のディスプレイ演出に挑戦してみるのも一興です。

(※上写真は「水中仕様ポルタノヴァ[パープル]」3セットと「アクションベース4」3セットを使用しています)

 

 

未知なる地球の、未知なる海へ───

 ついに戦いの舞台は、地球の海深くへと到達した……30MM最新作

30MM 1/144
bEXM-15 ポルタノヴァ(水中仕様)[パープル]

 

 

2020年3月14日発売予定 定価1,980円(税込)

f:id:bandaihobby2:20200227202659j:plain

このアイテムを店頭でチェック!