RE1/100シリーズがスタートして実に6年という年月が経とうとしていた。
このシリーズでシャッコーがキット化される日が来たのであるから、ガンプラの歴史はあまりにも嬉しい……
壮大なナレーションを前にVガンダムの冒頭のシーンは再生されていますでしょうか?
待望のRE1/100シャッコーついに登場です!
(※開発中のテストショットによるレビューです。製品版では変更される点もあります。ご了承ください。)
全体のプロポーション。
開発にあたって設定資料、アニメ本編、各種版権イラスト等を
参考に、現代に合わせたプラモデルとして、丁寧に立体化いたしました。
パッと見ではわかりづらいのですが、黄色、ブルーグレーの2色に加え、
影になる箇所に黒を置いた3色で、未塗装でも引きしまった印象に仕上がります。
さらに、独特なラインでまとめられたデザインを具現化すべく、
各パーツの形状にはいつも以上に気を遣っています。
特に脚のラインの流れやゲタ側面部分の面構成は注目ポイントです。
コックピットの開閉はありませんが、内部パーツにコックピットのディテールを施してあります。
完成したら見えなくなる箇所ではありますが
組み立ての工程を盛り上げるプラモデルならではの演出です。
腕に覚えのある方はハッチ開閉の改造に挑戦してみるのも一興ですね。
ビームライフルは設定上ゾリディア等と共通。
番組後半に登場するゾリディアでは量産型装備となっていますが、
序盤では試作機だけが使っているテスト装備だったモノです。
放映当時発売の1/100ゾリディア付属の物から進化して、スコープの展開はもちろん、
固定だったフォアグリップも設定通り可動。
全体のフォルムもブラッシュアップされています。
ビームサーベルは小スペースながら大腿部の収納箇所からきちんと取り出せます。
さすがにこのサイズでは設定の伸縮機構は再現できませんでしたので、
実際に手に持たせるビーム刃を取り付けるタイプを伸びた状態として別に用意しました。
シャッコーと言えば右肩の隠し武器「ショルダービームガン」収納/展開を差し替えなしの可動で再現!
その気になる構造はと言いますと…
収納状態。
まず基部のブロックが外側にスライドして…
基部を持ちあげつつビームガン部分が接続されている軸を可動させます。
さらに特徴的な銃口パーツを真っ直ぐにして展開完了!
基部と接続部の可動で好きな方向に銃口を向かせる事が出来ます。
そしてビームサーベルとビームガンと言えば…
サバト少尉のゾロの攻撃を退けつつ仕留めてしまい、ウッソが恐怖を覚えるあのシーン…!
ゾロと言えばベスパ、ベスパモビルスーツの特徴の開閉式ツインアイセンサー。
差し換え式で両状態を再現できます。
頭部は組立て後もトップ部分が外せて、
簡単に両状態の組み換えが出来る設計となっており…
こんな感じで外せます。
取り外したトップカバーから通常状態のツインアイパーツを外して
代わりに開いた状態のパーツをセットします。カンタン!
開いた状態のツインアイには索敵時等に流れる走査線のディテールが施されていますので、
ガンダムマーカーのブラウン等でスミ入れするとグッと雰囲気が増すと思います。
ギミックに加えてデザインも他のMSに見られない特徴的なシャッコーですが、
特に印象的なのは足首。ここも設定画にある独特な構造を再現!
「この構造で脚を大きく開いたり接地出来たりするの?」とご心配の方…
ご安心を!
大きく開いてちゃんと接地しますので
実際に手に取ってもらって確認してもらいたいポイントです。
立て膝ポーズもしっかりと。
カテジナさんとカルルマンを手に乗せるためにも出来ないと(笑)
コアファイターなめで煽りのショット。
きっとカミオンのメンバーやシャクティの目にはこんな感じに写っていたのかもしれませんね。
ベスパの初期MSの飛行ポーズと言えばビームローターを掲げた状態、
これも肩の引き出し関節を用いる事で、
長いアンテナのあるシャッコーもしっかりとこのポーズがとれます。
今回はご紹介出来ず申し訳ないのですが、
受注ページにもある通りビームローターのエフェクトパーツは軽量なPET素材×プリントによるものが付属します。
別売りの「MG V ダッシュガンダム Ver.Ka 」(一般店頭発売アイテム)や「 MG コア・ブースター Ver.Ka 」 (一般店頭発売アイテム)に付属するするガトリングガンも使用出来るようになっています。
元々、劇中では「シャッコーが持ち出して使っていた」のが唯一の使用例でしたので、10年の時を経て在るべきところにたどり着いたといえます♪(歓喜)
「銃身を固定してないから当たらない!」
「誰?マーベットさん!?」
森の中からVガンダムのビームライフルで応戦するシーンも。
撮影中に気付いたのですが、
このシーンのVガンダムのライフルってセンサーとストック部のユニット外していたんですね。冨野監督ほんと芸細!
最後に、もしシャッコーがクロノクルに奪還されずリガ・ミリティアで運用され続けていたら、こんな場面があったかもしれない!そんな妄想の一枚。(興奮)
1/100スケールで「機動戦士Vガンダム」のラインナップが増えてきたのでこんな遊びも出来るようになりました。(感動)
アニメ本編での衝撃の登場と活躍、シリーズでも珍しい主人公がガンダムの前にライバルから奪って乗っていた敵試作MS!
カサレリアに今年も冬が訪れる中、ウッソが初めて乗った機体に一体、どれほど期待が集まっているというのでしょう?その潜在能力を前にファンは狂喜するのです……
「BANDAI SPIRITS RE/100 」次回、
「ZMT-S12Gシャッコー」
見てください!(デンデデデン♪)