30MMシリーズ新製品レビュー。今回は2/22リリースの30MM新製品「オプションパーツセット1」を同時発売となる「ポルタノヴァ[ブラック]」と併せて紹介。各パーツの紹介に加えて、多彩な使用例でその魅力に迫ります。
30MM オプションパーツセット1
サイドアーマー、爆発反応装甲、キャノン、レールガン、スラスター、ミニガン、センサー、が各1対に新型の汎用ジョイント類を加えた構成。アルト用/ポルタ用を限定しない汎用拡張システムとして設計されており、より自由度の高いカスタマイズを可能としています。
では、新たなカスタマイズパーツ群を順番に見ていきましょう。
サイドアーマー/爆発反応装甲
サイドアーマーは腰側面へマウントすることで前後方向までカバー。ヒンジ可動によって脚部の可動を避ける構造となっています。現用戦車の装備として知られる爆発反応装甲はカスタマイズに加えるミリタリー系のアクセントとして重宝します。
スラスター
シルエットを崩さずに追加しやすい小型のスラスター。外装はサイドアーマーと同じテイストでまとめられ、揃えて使いやすいのも魅力です。
センサー/ミニガン
角型の光学センサーは火器類の照準として使ったり、補助装備として機体側にマウントしたりと使い勝手の良いオプション。ミニガンは戦車の同軸機銃や、威嚇に使われる小口径装備をイメージしたデザインとなっています。
キャノン/レールガン
マウント式のキャノン砲。砲口部分がジョイントとして機能し、レールガンとして組むことも可能。
ジョイント機構を使うことでポルタノヴァに付属の手持ち火器と連結可能で様々なスタイルの銃器を構成できます。
使用例1
ここまでで紹介した装備類を使って組んだ例。ほとんどの装備は2個付属するので左右対称なカスタムをまとめやすいのも本セットの特徴です。
新型ジョイント各種
装備類だけではなく、装備のマウントを補助する各種汎用ジョイントが新規設計されました。今までは不可能だった向きや角度でのパーツの連結を実現しています。
接続を90°ずつ曲げられる多軸ジョイントに、軸を伸ばせる延長ジョイント。
多軸ジョイントは非常に応用範囲の広いパーツです。マウントアダプターとして使うとロイロイに標準的なサイズのハンドガンを装備できます。
軸と軸を連結する双方向ジョイントと、使わないジョイントをふさぐキャップ。
ヒンジ可動ジョイント。つなぐことで多関節ヒンジになるほか機体のヒジ/ヒザ関節と同じ規格なので、関節から直接ジョイントを生やすような使い方ができます。
肘に挟み込んでロングアームを構築することもできます。
また、このヒンジ可動ジョイントを使うと非常にコンパクトな構成で背負い配置の火器類の装備が可能になります。
肩関節ボール軸。機体の肩関節と同規格のボール軸。肩口から直接ジョイント軸を生やすことができます。
手首関節ボール受けジョイント。3ミリ軸ジョイントの片側が手首関節と同じ規格のボール受けとなるパーツ。軸ジョイントにマニュピレーターをマウントできるようになります。
ヒザ外装用ジョイント軸。ヒザ外装の裏側からジョイント軸を生やすパーツ。これまで規格が合わずに別部位への組み換えができなかったヒザ装甲を任意の位置へ取り付けられるようになります。
これらを使うことで肩口に直接武器をマウントしたり、ヒザ装甲を腰に配置、サブアームを構築したりと新しいカスタマイズが可能になりました。
トリガーグリップ/シールドマウント/多目的バー/バーマウント。既存のキットではなかなか余剰が出なかったタイプのパーツを中心にボーナスパーツとして用意。バーマウントは多目的バーを加えこんでホールドすることができます。
使用例2
ボーナスパーツのトリガーグリップはマウント型の火器と組み合わせて手持ち火器として構築できます。ロイロイは多軸ジョイントを介して重装甲化。
この例では肩に背負ったレールガンはヒンジ可動ジョイントではなく多軸ジョイントで接続しています。
使用例3
多目的バーを使って構築されたハンマー。シールドマウントを応用してロイロイを肩にのせている。ヒンジ可動ジョイントで腕を長くしたことでプロポーションもずんぐりとしたイメージに変化させています。
多目的バーはバーマウントに噛ませることで、武装の収納装備として使用できます。
使用例4
サイドアーマーは腰以外にもマウント可能。肩に取り付けることで大きくシルエットを変化させています。
最後に使用例のモデルを務めた同時発売のポルタノヴァ[ブラック]をご紹介。
30MM 1/144 bEXM-15 ポルタノヴァ[ブラック]
ポルタノヴァのカラーバリエーションに[ブラック]が登場。ブラック/ダークグレーの同系2色にオフホワイトのフレームをアクセントに仕上げられたモデルとなっています。
[ブラック]で小隊を揃えてみる。忍者部隊?特殊部隊?夜戦迷彩?色から機体の性格付けを設定してみるのもカラーバリエーションを使った遊びの魅力。
加速的に広がるカスタマイズ
新型ジョイントパーツの登場で、1つのパーツから生み出せるカスタマイズが爆発的に増えました。既存パーツの自由度も上がる単に新しい製品が増える以上の意味を持つといえるでしょう。
(※上写真の使用例は「オプションパーツセット1」1セットと「ポルタノヴァ[ブラック]」3セットを使っています)
カスタマイズは加速する────
30MM オプションパーツセット1
2020年2月22日発売予定 定価660円(税込み)
30MM 1/144
bEXM-15 ポルタノヴァ[ブラック]
2020年2月22日発売予定 定価1408円(税込み)
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