ホビー事業部の開発ブログ

プラモデルと日夜格闘する、BANDAI SPIRITS ホビー事業部の開発スタッフによる公式ブログです。

※このページでは、記載内容・商品等に関するお問い合わせは受け付けておりません。ご了承ください。

甦れ!グランザウラー!(前編)

f:id:hobbywrite:20200707034506j:plain
 HG1/300熱血最強シリーズのラインアップにゴウザウラー、マグナザウラーに続くザウラーチーム最後の1体、グランザウラーが満を持して登場!

 シリーズ随一の複雑な変形構成をもつこのロボットの魅力にHG1/300はどんなアプローチで挑んだのか?熱血最強発売直前レポート!

 

f:id:hobbywrite:20200707001224j:plain

 組み立て説明書は劇中で体育館地下から発進する飛行機形態「グランジェット」モードから組み立て始める、シンデレラボーイも納得の組み順指定。

 

f:id:hobbywrite:20200707001244j:plain

 ちなみに同じシリーズのゴウザウラー、マグナザウラーは商品ごとにパッケージ/組み立て説明書を通して、春風小学校6年2組のパイロット担当以外の生徒が必ずひとり1回ずつフキダシ解説を担当しています!(パイロット担当の生徒は箱横で紹介)
 今回のグランザウラーではだれがどこにいるのか?その答えは製品を実際に手に取って確認してみて下さい!!

 

f:id:hobbywrite:20200706231414j:plain
 8色成形を奢る一方で積極的にシールの使用も肯定的にとらえる開発をしたのも本製品の特長。メタリックの質感と、角を跨ぐ際のシールの折り曲げ追従性の高さからホイルタイプのシールを採用。

 

f:id:hobbywrite:20200706231434j:plain
 カラー再現のためにひたすら部品を分割するのではなく、シールを貼るという行為を部品をくみ上げていくプラモデルの組み立ての楽しみの一部ととらえた構成になっています。

 

 

f:id:hobbywrite:20200706231455j:plain
 子供の頃に作ったプラモデルには「貼ること自体ににカタルシスがあるシール」がありませんでしたか?貼ると明らかに見栄えが良くなる。ケーキのてっぺんの一番いい位置にあるイチゴのような存在。

 

f:id:hobbywrite:20200706231528j:plain
 そしてせっかくのホイルシール。その質感も十二分に生かした構成で特に4基ある5連ミサイル周りの質感は面目突如といった仕上がり。貼ると貼らないでは大違い。塗装派のモデラーにもまずは貼ってみてその質感の確かさを味わってもらいたいポイントです。

 

グランジェット

f:id:hobbywrite:20200706232204j:plain

 さて、そうこうしているうちに(!)グランジェットの完成です!大きさもさることながらそのグラマラスなシルエットがたまらない重戦闘機。

 

f:id:hobbywrite:20200706232225j:plain
 普段は小学校の校舎と融合しているゴウザウラー、マグナザウラーに対して、学校設備から唯一「独立した乗り物」としてこのグランジェット形態で体育館地下に格納されている。

 

f:id:hobbywrite:20200706232258j:plain
 この体積の巨人機を支えるために設計上少し変則的なスタンドの使い方を想定しています。

 

f:id:hobbywrite:20200706232315j:plain
 マグナザウラー(別売り)付属、もしくはアクションベース4(別売り)の支持アームを丸々一節使い、胴体中央部を2点で支える構成。

 

f:id:hobbywrite:20200706232555j:plain

 スーパーザウラージェットとの2ショット。(グランザウラー以外の商品は別売りです)

 

f:id:hobbywrite:20200706232617j:plain

 重量のある合金玩具では困難な飛行状態でのスタンドディスプレイは軽く仕上がるプラモデルならではの楽しみ。

 

熱血進化!グラントプス!

f:id:hobbywrite:20200715161348j:plain
 グランジェット形態で敵のいるところまで急行したら恐竜モードへ変形!大胆な部品位置の移動と各形態ごとの組み換え用パーツによって無理のない組み換え変形を採用。

 

f:id:hobbywrite:20200706232851j:plain
 熱血進化!グラントプス!見るからに屈強なトリケラトプス型のロボット!

 

f:id:hobbywrite:20200706232942j:plain
 元々はゴウザウラーを参考に人間の技術で作った防衛隊のトリケラトプス型ロボット「ボウエイガー」

 

f:id:hobbywrite:20200706233017j:plain
 ピンチに際してエルドランから力を与えられザウラーチーム第3のロボ「グランザウラー」に転生するというドラマチックな登場を果たした時の姿がこの形態。

 

f:id:hobbywrite:20200706233045j:plain
 ザウラーチーム勢ぞろい!マッハプテラ、ランドステゴ、サンダーブラキオ、マグナティラノ……そして今回新発売になるグラントプス(グランザウラー)!

 

f:id:hobbywrite:20200707035332j:plain

 ゴウザウラー番組開始当初、当時の恐竜ブームの中子供たちの人気1,2位を争うティラノサウルスとトリケラトプスがいなかったのは途中から加わる2号、3号ロボの担当だったんだ!と番組構成の上手さなんかにも舌を巻く、そんな視点からも面白みをかみしめられる…僕らもオトナになりました……

 

f:id:hobbywrite:20200706233116j:plain

 最新技術でプラモデル化される放送から20年以上経つ名作アニメのヒーローたち。2020年に手にするHGゴウザウラーシリーズはあなたにとってどんな存在足り得るでしょうか?今でも彼らはあなたの正義の味方として輝いていますか?────────

 

 

 

「ヒト型に変形してください!」

「変形!できるの?」

「変形できないロボットなど、

       正義の味方とは言えません!」

──────────────熱血最強ゴウザウラー第26話「甦れ!グランザウラー」より

 

f:id:hobbywrite:20200706233434j:plain

 熱血最強、正義の証はヒト型への変形!

 エルドランは何も言ってなかったけどこのプラモデルでもできるのか?

 果たして……

 

次回「甦れ!グランザウラー!(後編)」乞うご期待!

 

 

f:id:hobbywrite:20200710155240j:plain

 HG 1/300 グランザウラー

2020年7月23日発売 5,720円(税込)

bandai-hobby.net

  

©サンライズ