特別号外スタートアップガイド第2回となる今回は(オプション編)。基本となる機体を組み立てたら次に挑戦してみていただきたいのがオプション類の装備。30MMシリーズの別売りオプションは初めての方からベテランの方まで気軽にカスタマイズに取り組めるよう練りこまれたデザインがなされています。
今回は説明書通りの組み立てから一歩進んだ楽しみ方、別売りオプションを使ったカスタマイズを紹介していきましょう。
オプションを装備してカスタマイズをはじめてみよう
カスタマイズの入り口として用意された「オプション」製品も今や30種を超える豊富なラインアップになっています。一口にオプションといってもその装備スタイルには様々なものがあります。
ここでは実際にオプションを装備させ、カスタマイズしながらそのスタイルを一通り紹介していきましょう。
ハンドウェポン型オプション
基本モデルに付属する武器を「拡張する」オプション。アルト用、ポルタノヴァ用…と基本モデルごとにリリースされています。
オプション製品のデザインから好みのモノをチョイスして持たせるだけでも立派な「カスタマイズ」。
武器の「持たせ方」も一種のカスタマイズと言えます。片手で持つか、両手で持つか、逆手に持つか……「こんな性格のパイロットが乗っている」とか「こんな戦い方をするんだ」とかイメージを膨らませてみるのも面白いですね。
「製品として用意されたモノを選んで持たせただけ」と思うかもしれません。
この最初のステップで重要なのは「自分設定の機体がそこに現れた」ということです。
カスタマイズは「誰にも真似できない難しい改造をする」ことではありません。その本質は「自分の作るモノはどんな存在なのかを、自分で設定する」ということなのですから……
ジョイントマウント型オプション
機体各所の3ミリ穴ジョイントに「付け足す」タイプのオプション。
ジョイント穴へ差し込むタイプのオプションは機体に対する取り付け方も無数に考えられるのでより応用の利いた使い方ができます。
同じ装備でも、背中につけるか?足につけるか?持ってる武器の邪魔にはならないか?装備を増やしていくと現れる悩み、工夫を凝らして解決していくのも醍醐味です。
関節互換型オプション
30MMシリーズ関節規格を活かして腕や足と「交換」するタイプのオプション。
見た目の印象を大きく変える。サイズも大きく、さらにそれ自体にオプションを組み足せるジョイント穴も備えているので「重装備」カスタムを目指したくなる。オプションを際限なく組み足していける中、どこで「完成」にするのか……ぜいたくな悩みを抱えてしまうタイプのオプションです。
専用デザインのオプションアーマー
フェイス部/胸部/肩部の装甲に加え、商品毎に内容の異なるエキストラオプションからなる構成。製品毎に「○○用~」と特に対象となる機体との組み合わせをあらかじめ想定してデザインされているのがオプションアーマー。
機体毎に専用デザインのフェイス部
対象となる機体を限定したことで説明書通りに取り付けた際のデザイン統一感は抜群。フェイス(顔)部分の交換オプションの存在が特徴で全く違う性格の機体に見えるほどに印象を大きく変えることができます。
量産機然とした元のデザインからヒロイックなフェイスへの交換。特別な試作機?エースに与えられる機体?カスタマイズした機体にどんな設定を与えるかは自分次第です。
地球連合軍/バイロン軍ごとに互換する胸部装甲
胸部装甲は機体毎に専用設計されていますが、元の機体自体が互換性をもってデザインされている例(アルト⇔ラビオット)や(ポルタノヴァ⇔シエルノヴァ)では現在(2020年9月時点)すべての胸部装甲が互換します。
エキストラオプション
フェイス部/胸部装甲以外の部分はバリエーションの豊かなエキストラオプション。シールドからクロー、作業アームに新型ロイロイと振れ幅の広いラインアップが用意されています。
これらのエキストラオプションも3ミリ穴ジョイント/共通関節を介したカスタマイズが想定されているため機体を限定せず互換します。
30MMシリーズ共通の関節機構への直接接続となるタイプの肩部装甲に至っては製品名にある対応機種に関係なく取り付けが可能です。
オプションアーマーのカラーバリエーション
またオプションアーマーはそれ自体にカラーバリエーションが存在します。
同じ形状のアーマーでも、ベース機体の色との組み合わせで印象がガラリと変わりますね。
カスタマイズを仕上げてみよう!
最初に30MMを組み立てる時の作業は「説明されていることをその通りにこなす」受動的なプラモデル工作でした。
一旦説明書通りに完成したモノに手を加える「カスタマイズ」は製作者が自分で能動的に何をするかを決めていくプラモデル工作です。「こんな風にも組めます」というお手本はありますが、「この通りに組みなさい」という「指示」はありません。
実際にオプション製品を広げて組み替えて……を始めてみるとびっくりするほど時間が早く流れると感じる人もいるかもしれませんね。自分で選んで、自分で決めて「能動的に工作をする」の面白さは格別です。
ポルタノヴァカスタムA
オプション製品を3つ使った製作例。元のポルタノヴァのデザインを残したかったのでオプションアーマーは一部だけ使った構成。
オプション製品を複数使ってカスタムするとなかなか一度に全部使い切れないものです。また、元の部品を外して「交換」する形で取り付けた場合、元のパーツが余剰となります。
そこは無理をせずに保管しておいて2体目のカスタムの素材にしましょう(!)。
ポルタノヴァカスタムB
1体目で余ってしまったノーマルの胸部装甲をヒザに持ってきました。1体だと1個しか手に入らない部品も2体目になると2個。2個あるからこその使い方を考えられるようになります。
すると「2体目の余剰」が発生し…、1体目の余剰も使いきれていないのでまた何かを作り足したくなってくるものです。
ポルタノヴァカスタムC
3体目のカスタムが始まってしまうのです。3体揃うと小隊が編成できるのでせっかくなら小隊長っぽさが欲しいなと思ったので、また新たにオプションもいくつか追加しました…
つまり3体目を作って余剰がさらに……(以下略
ロイロイカスタム
そして忘れちゃいけないサポートメカ「ロイロイ」、もちろんカスタマイズの対象になります 。アンテナを立てて通信支援、武装を足しての火力支援、煙幕から補給に至るまでの多目的支援……想像の幅を広げてくれる小さな相棒。
「バトルロボットもの」の「強くてカッコイイ」に振れてしまいがちな、ともすれば画一的な味わいになってしまいがちな中でスパイスとなってくれる存在です。
「さぁ!ポルタ小隊の狩りの始まりだ!」
アルトカスタム
ポルタノヴァ小隊の3体協力して戦う強敵を用意。3体を相手にするので特別に強そうな装備をとオプションを3つ追加で……
足をブースタータイプにしたのでアクションベース(別売り)を使うことを前提にしカスタマイズ。30MMシリーズは小型で軽いプラモデルなので飛行状態で飾るのも簡単。こういった自立しない構成のカスタマイズも取り入れやすいのも特徴。
シエルノヴァカスタム
強敵として作ったアルトカスタムが強力になりすぎてしまったので対抗するためにバイロン軍が急遽用意したエース専用機……自分の考えた設定で作ったはずのカスタマイズが想像以上に想像を掻き立ててしまいさらに自分で対抗するカスタマイズを作るループに…
相棒のロイロイは精密射撃管制補助ユニットとして常に肩にしがみついている。
「ピピ!迎角補正0.05!誤差許容域!」
……カスタマイズの設定を考えていると「自分の作ったキャラクターが自分の想像を超えて勝手に動き出すんだ」という漫画家や小説家の逸話のような経験も?(担当は経験しました)
ラビオットカスタム
アルトカスタムの僚機。強敵の強敵として作ったシエルノヴァカスタムに対抗するために…(以下略)。
この製作例は先のアルトと対になるようにブースター脚で揃えた パワータイプ。2個目、3個目とカスタマイズが増えていくほど楽しみ方の引き出しが増えていきます。
ついに会敵する両軍の雄!戦いの行方や如何に!!────────
”夢中になれる30分”が連鎖していく────
カスタマイズをひとつ仕上げるとそこに加えるたくなるのは仲間か?ライバルか?強い機体を作った後に作る対抗馬は、さらに強力な機体なのか?連携のとれた小隊なのか?
次のカスタマイズはどんなものにしよう?
同じキットを手にしても見える景色がどんどん変わっていく。やりたいことが増えていく、楽しいことが増えていく……
夢中になれる30分が連鎖していく……そんな面白さを是非体験してみてください。
さらに詳しい情報は、
30 MINUTES MISSIONS公式HP
https://bandai-hobby.net/site/30minutes_missions/index.html
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今からでも30MMをはじめられる“30 MINUTES MISSIONS エントリーカタログ”
https://bandai-hobby.net/site/30minutes_missions/entry_catalog_distribution.html
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