ホビー事業部の開発ブログ

プラモデルと日夜格闘する、BANDAI SPIRITS ホビー事業部の開発スタッフによる公式ブログです。

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【30MMディスプレイ】カスタマイズシーンベース (市街地Ver.)

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 好評発売中の新作、カスタマイズシーンベース(市街地ver.)。今回はこの情景マテリアルをフィーチャー。建物や道路のストラクチャーをメインに収録したセットから始まる新たな可能性を覗いてみましょう。

 

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 ビルストラクチャーパーツが8ピース(通常型×1/破壊型4種×1)、道路が3ピース(直線×2、曲線×1)、汎用支柱が2セット、電柱類2種×2、電線用リード線、ベース固定ジョイント×2にシーンベース汎用の六角形ベース×1セットからなる構成。

 

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 シリーズ屈指のボリューム。ランナー状態で30MMシリーズの素体と比べてこの大きさ!

 

ビルストラクチャー

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 ビルを再現したパーツ。破壊されていない状態のピースが4点と破壊された状態の物が4点。

 

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 破壊状態の4点はすべて破壊状態が異なる造形で、ダメージ再現製品を並べた時に起きてしまいがちな「コピーペーストしたように同じ壊れかたのビルが並んでしまう」のを回避できるのがポイント。

 

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 このビルストラクチャーのピースは各々組み合わせることができます。縦方向に重ねればビルの階層を任意で決めていくことができ…

 

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 対角に組み合わせれば片面側から鑑賞する前提のいわゆる「描き割り」ではない360°全周からの鑑賞に対応したストラクチャーとなります。

 

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 裏面から差し込む形でベースに固定するジョイントも2個付属します。

 

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 片側だけ壊れているビルや、全面壊れているビル……

 

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 上のほうだけ壊されているビル……と様々な状態を任意にカスタマイズしていくことができます。

 

道路

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 直線が2ピース、コーナーを1ピース収録。

 

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 連結が可能で、表面は梨地加工でアスファルトの質感を再現。各所の3ミリ穴ジョイントには付属の街頭や電柱を取り付けることができます。

 

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 そしてこの道路のジョイントの規格は六角形ベースに準じたもの。六角形ベースに直接つなぐことができます。

 

汎用支柱

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 汎用支柱が2セット付属。各所にCタイプジョイントを配したデザインで情景ストラクチャーの支柱にとどまらない使い方も想定した汎用性の高いパーツです。

 

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 大型支柱は道路裏面と噛み合うように設計。

 

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 ベースに差し込み、道路を高架配置することができます。

 

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 単体ではベースに挿さないと自立できない大型支柱ですが、拡張ユニットにをつなぐことで自立が可能に。

 

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 これによってベースから独立した状態での運用も可能になります。

 

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 キット標準状態では高架の橋脚を想定した支柱ですが、支柱同士を組み合わせてよりメカニカルなフレームを構築することも可能。ストラクチャーにとどまらない応用が期待できますね。

 

電柱類/リード線

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 電柱と街灯が2本、電線再現用のリード線が付属。ジオラマを作る際に地面の起伏や道路、建物はすぐに「作らなくちゃ」と思い至るのに意外と意識から抜けてしまいがちなこれらの小物。

 

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 特に手前側に配してその奥に主役となるガジェットを置くと簡単に臨場感にあふれる画が撮れます。多くの人が漠然とサイズ感を認識している身近なストラクチャーなのでスケール感の演出に重宝します。

 

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 そして電柱の先端に3つ並んだ丸棒はその隙間に付属リード線を「キュッ」と挟むことができます。2本の間に渡して実感のある「電柱」を作れます。

 

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 さて、ここでちょっと小技。付属のリード線、いざ使おうと思ったら曲がり癖がついてしまっていることがあります。

 

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 平らな台の上で平らな板で(ここではベースを使っていますが穴の開いていない板が理想です)リード線を挟んでゴロゴロと前後に転がしてみましょう。

 

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 こんな具合にある程度矯正できます。元々柔らかい素材なのでピンと完全な真っすぐにはなりませんが、知っておいて損はないテクニックです。
 注意したいのはリード線のカット。ごく細い芯線は金属なのでプラ用ニッパーは刃を痛めます。金属対応の物や頻繁に刃の交換できるタイプのカッターで切るようにしましょう。

 

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 電柱と電線があるだけで横に立つプラモデルのサイズ感が表現できますね。「なんて巨大なロボットなんだ!」意識しなくても漠然と大きさを知っている身近なストラクチャーというのは本当に強力な”モノサシ”になりえるわけです。

 

 

さぁ、ドラマチックな世界を創造しよう!

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 1セットと30MM1体での製作例。今までのカスタマイズシーンベースとは一味違う。自然地形や基地ではない「戦いと本来無縁の建築物」は新しいドラマを生む視点を与えてくれます。

 

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 奥ゆきのある構成は、手前~奥のどの位置にピントをあわせるかで見え方が変わる。写真を撮るのが楽しいオススメのレイアウト。

 

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 文字通り「ピントを変える」だけで見え方が変わります。建物や道路、街灯に電柱。身近な街並みの中に異物がいる光景はまさに特撮怪獣映画のような「架空とわかったうえでのリアリティ」があります。

 それはこのブログを読んでくれている多くの人にとって砂漠や雪原、SF基地とは別の「本当に知っているリアル(ビルや電柱)とプラモデルのリアル(この例では巨大ロボット)が重なる面白さ」。

 

 

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ドガガ…ガシャーーン!

 聞いたこともないような音。ガラスの割れる音と地面の震え、目の前を電車が通り過ぎるのの何倍もの風圧を感じる方を僕は振り返った……

 地球連合軍のアルトがポルタノヴァに蹴りだされる瞬間を見たんだ…… 

 

 

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 2セットを使った製作例。激しいバトルシーンを表現。

 

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 ちぎれた電柱。実際に部品を折ってみました。こういうジオラマは「説明書にそってキレイに組み立てる」とは違ったちょっと大胆な作業も必要になってくるのが面白いですね。

 

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 このジオラマのポイントは汎用支柱の使い方。グレーの色見に溶け込んで壊れた街並みに隠れてしまうのを見越して跳んでるロボットを支えるスタンドとして、壊れて飛び散っているビルの一角を支えるスタンドとして使っています。

 

 

 

世界がひとつ、シフトする───

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 今回のカスタマイズシーンベース(市街地Ver.)は身近なストラクチャーをモチーフに構成されたアイテム。実際に作って手持ちのプラモデルと組み合わせて遊んでみれば、自分の身近な現実と架空のプラモデルが重なる瞬間を味わえるかもしれません。

 「身近なリアル」と「架空のリアル」の交錯する瞬間。試してみませんか?

 

カスタマイズシーンベース (市街地Ver.)

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30MM カスタマイズミッションズ

第7弾”第3勢力襲来”開催中!

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参加詳細はこちら!

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開催期間:2021年4月28日~2021年6月28日

 

皆さまのご参加、お待ちしております!