ホビー事業部開発ブログをご覧の皆様、こんにちは!
そろそろジメジメとした梅雨の時期に突入ですが、
そんな憂鬱な日々を吹き飛ばすアイテムをご紹介します‼
スーパーロボット大戦OGシリーズより
HGサイバスター
が登場します‼
1991年 に第1作目が発売されたスーパーロボット大戦も2021年で30周年を迎える事になり、常日頃からキット化希望アンケートなどでも上位にランクインしていた風の魔装機神がアニバーサリーイヤーに華を添えるべく、満を持しての登場となりました。
そして、なんと!
HGサイバスターの発売に伴い、お祝いのコメントを頂戴しております‼
「魔装機神」の原作を担当されました阪田雅彦氏、
そして、
スーパーロボット大戦シリーズプロデューサー
であります寺田貴信氏、両氏のコメントをご紹介します!
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「魔装機神」原作 阪田雅彦氏
サイバスターはそもそも、「第2次スーパーロボット大戦」の製作が決まった時、版権ロボットに混じってオリジナルロボットを参戦させる企画で発案したものです。もう30年も前のことになります。名前とおおよその設定を提案し、故・守谷淳一氏にデザインしていただきました。確か、変形すること、尻尾があることなども設定したと思います。出来上がってきたデザインは素晴らしいもので、修正を入れる必要も全くなく、即決でした。
今回のHGサイバスターはその故・守谷淳一氏の完成されたデザインを元に、プロポーションの改良、可動パーツの再現など、素晴らしい出来だと思います。サイバスターの美しさは全て、故・守谷淳一氏の功績であり、惜しい才能を失ったと、つくづく感じております。
サイバスターの設定についてはコンペ形式だった分もあり、地底世界や5万年続く文明という設定が追加された時はどう料理しようか悩みました。もらった設定を全て活かすべく、バロウズや地球空洞説など、色々と考え、クラークの法則を思い出し、ラ・ギアスの世界観にたどり着き、最終的な設定をこちらでブラッシュアップしました。ただ、今の時代より文明が進んだ世界の設定というのはなかなか苦労しました。SFもそこそこ好きで古典SFはよく読んでいたので、ポール・アンダースンの『大魔王作戦』はかなり参考にさせていただきました。他にもヴァン・ヴォークトの『宇宙船ビーグル号の冒険』からは、シュウの肩書き、ネクシャリストを拝借したりもしました。
マサキの名も、元々はランドール・ザン・ゼノサキスの名をこちらで先に設定しており、マサキ・アンドーはそのもじりの形で、追加で名付けられたものでした。他にもグランゾンとシュロウヤの名前とメカデザイン、役割などが追加されていました。ただ、シュロウヤは、こちらで考えた設定に場違い感が出来てしまったのと、仲介者的役割でもあったので登場を遅らせる予定でいた内に、いつの間にか立ち消えになってしまいました。まあ、タイムトラベラー的な設定で、色々と都合が良すぎる上に奈良時代に大仏と共にヒヒイロカネで修繕したなどというぶっ飛んだ設定も作ったりしたので、ボツって当然ではありましたが。
キャラの造形や世界観の設定はどちらかと言えば得意なのですが、メカに関しては正直なところ、不得手な部類になります。諸元や武器の設定、ネーミングで止まってしまい、武器のギミック設定などは当時まったく考えていなかったため、その後アニメーション演出で必要になると言われて慌てて考えた記憶があります。
当時はまさか30年後にこのような立体造形が出るとは思いもよりませんでした。素晴らしい造形を作り出してくれた方々、サイバスターを忘れずに覚えていてくださった方々、皆さんに感謝します。
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スーパーロボット大戦シリーズプロデューサー 寺田貴信氏
スーパーロボット大戦シリーズのオリジナルロボットとしては最古参であるサイバスターですが、30年の歴史の中でかなり多くのバリエーションが存在しています。その中で代表的な物を挙げますと……まずは、元祖である故・守谷淳一氏版です。現行のデザインと比べると、主翼部分などのバランスがかなり違いますが、これこそがサイバスターだと思われている方も多いのではないでしょうか。
続いて、カトキハジメ氏版(その1)。かなり初期の物で、初出は「スーパーロボット大戦大事典」の表紙だったと思います。デザインは細部がアレンジされていて、ディテールが増えています。
そして、藤井大誠氏版。これは設定画が数枚しかなかった守谷氏版のリファインで、機体の各部バランスが見直されています。「スーパーロボット大戦OG」シリーズなどで数多く登場しており、最もポピュラーなサイバスターだと言えます。
その次はアニメ「魔装機神サイバスター」に登場したサイバスター。独特かつ、かなりマッシブなデザインです。
さらに、「真・魔装機神」のサイバスター。比較的シンプルなデザインラインで、メカっぽさが強調されています。
次はアニメ「スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター」の大張正己氏版サイバスター。それまでのデザインを踏襲しつつ、バリってます。藤井氏版に比べて、頭部など細かい所がかなり違うのですが、トータルイメージで違和感がないのは大張氏ならではだと思います。
そして、カトキハジメ氏版(その2)。これは10年ほど前、カトキ氏プロデュースによってアクションフィギュア化された物で、サイバスターの原点回帰かつ最大公約数的なデザインを目指しつつ、細かい所がディテールアップされています。
最後はリメイク版「魔装機神」のサイバスター……これを立体化したのがHGサイバスターです。従来の物より脚部が太く、主翼が大型化。頭部は小さくなり、顔付きがより鋭くなっています。肩部なども細かく違っており、色々と尖っています。これまでサイバスターは何度か立体化されましたが、「魔装機神」版が素の状態で商品となるのは、今回が初めてです。
サイバスターのフィギュアやプラモデルは、ほぼ全て私が監修してきましたが、今回のHGサイバスターで特筆すべき点は優れた形状、可動範囲の広さ、ポーズの決め易さです。サイバスターはデザインの都合上、ポーズを取らせるのが難しく、大きな主翼のせいでバランスが悪いのですが、HGサイバスターは関節がタイトで主翼も軽く、手に持って遊び易いです。今までプラモデルの重さを気にしたことはあまりなかったのですが、HGサイバスターは軽さが功を奏しているのではないでしょうか。様々な制限がある中で、形状、サイズ、可動範囲、変形ギミック、成形色による設定カラーの再現(とそのパーツ分け)が考慮された秀逸な設計だと思います。もちろん、歴代の商品もそうなのですが、HGサイバスターはBANDAI SPIRITSホビーディビジョンさんならではの物だと思います。
素組みでもシールを貼れば、設定画にかなり近い状態となりますので、それでブンドドするも良し(ちなみに太股を前にスイングさせる時は、フロントアーマーをちょっと浮かせ、横へ軽くひねるのがコツです)。がっつり塗装&ディテールアップするも良し。サイバスターは形状だけでなく、色にもバリエーションがありますので、それを再現するのもありかと。
記念すべきBANDAI SPIRITSホビーディビジョンさんの「スーパーロボット大戦OG」プラモデル第1弾HGサイバスター……是非、組み上げて、遊んでみて下さい。
ん? 第1弾? と言うことは、第2弾も……? もちろん、私はそれが何なのか知っておりますが、そちらもお楽しみに!
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お二人のサイバスターに対する熱い思いにこたえるべく、
我々も最高のものを!と一致団結して本商品を送り出すこととなりました!
それではさっそくパッケージ―アートから‼
こちらになります!
大張正己氏による迫力の描き起こしパッケージになります‼
(この商品にかける“気合”の違いを感じていただけるかと思います‼スパロボだけに・・)
機動性の高い機体でもあるサイバスターが、躍動感あふれるポージングで描かれました!
左右に展開するハイファミリア!
氏の特徴的なパースが映えるこちらのパッケージが目印です‼
そして、ランナー一覧になります‼
サイバスターの特徴的なメタリックライトブルー、およびパープルの本体色を成型色にて再現、ディスプレイ台座が標準で付属します。
では、完成状態をご紹介!
数々の作品に登場しましたサイバスターですが、今回は「スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神」版としての商品化となります。
全体的にエッジの効いた特徴的なアウトラインをシャープに造形しました。
背面ウイング、両肩アーマーなど、鋭利な造形美を堪能いただけます!
鳥類のようなイメージが強いサイバスター。
小さくシャープな頭部、そして胸部のボリューム感もしっかりと再現しております。
肩もボリューム感の強い箇所として印象深いでしょう。
そんな肩回りも見た目以上のフレキシブルな可動を実現しました。
ご覧の通り、ダイナミックなアクションポーズをも可能とする可動域を誇ります。
膝の赤は、成型色の色分けで再現しております。
また、足首の爪は4本、独立可動となっておりますので、
サイバード変形時にも注目いただければと思います。
それでは、何点かアクションポーズのカットを‼
広域な可動を有する事で、主要武装ディスカッターを違和感なく構える事が可能です。|
握り手、武器保持用手、平手が付属しますので、ポージングの幅も広がります!
そして、
「クロ!」「シロ!」
という掛け声が印象的な遠隔操作兵器ハイファミリアが二基付属‼
ディスプレイも2基分付属しますので、サイバスターに添える形で戦闘さながらのイメージを再現可能です‼
そして、サイバスターの最大の特徴ともいえるサイバード形態への変形もお見せします!
一部差し替えでの変形となりますが、ゲーム内でも大活躍の巡行形態の再現となります!付属の台座を使用して、疾走感あるディスプレイをお楽しみください‼
ご紹介は以上となります‼
HGサイバスター
は
2021年6月12日(土)発売予定
となっておりますので、皆様ぜひ、
スーパーロボット大戦アニバーサリーイヤーに相応しい魔装機神の立体化にご期待いただければと思います!
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HGサイバスター
メーカー希望小売価格:4,400円(税10%込)
発売日:2021年6月12日
対象年齢:15才以上
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商品内容は以下のページへ。
©SRWOG PROJECT