※このブログは30MF開発担当者による30MFの世界観を探訪する物語です。
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人間と機械生命体「マクシミリア」が暮らす世界《ドゥロー》。
この世界には、人とマクシミリアが共に作り上げた大小様々な国が存在する。
国があれば、“戦い”が生まれ、
時として“武具”も必要になる。
そして、その武具は価値を生み出す。
これは、この世界を探訪する物語である。
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「鍛冶屋のひととき」
——商人がリーベル共和国を出て数日、険しい岩場をぬけ、火山にほど近い鍛冶屋にて
「よーう!オヤジ!やってる?」
「おお!この間の商人か!リーベル共和国に行ってたんじゃないのか?」
鍛冶屋の奥、火花と煙と熱風が舞う鍛冶場の影から、鍛冶職人でもある店主が顔を出す。
「オヤジの商品、あっという間に売れてさ!儲けさせてもらったからそのお礼になっ!」
「そうだろうよ!なんといってもうちは、鋼と土の質が違うからな!それにリーベルの騎士様たちに使ってもらえるなら、職人冥利につきるってモンだ!」
店主の景気の良い笑い声が店内に響く。
「リーベルの騎士っていうと《リーベルナイト》か!あの堂々とした姿、カッコよかったぜ!」
商人は先日出会ったリーベルナイトの姿を思い浮かべる。
大抵のことでは傷つかない鎧……
シンプルながら手になじむ剣……
堅牢な盾……。
基本に忠実だからこそ、使い手のことを考えて仕上げられた装備の数々。
「く~~!!カッコよすぎる!!!」
「急にデカい声なんか出して……大丈夫か?」
思わず声に出てしまっていたらしい。
「鎧といえば昔から気になっていたんだけど、肩とか腰の鎧が背面経由で装備されているのってなんでなんだろうな?」
「ああ、あれは“先人の知恵“だな。ああやって装備することで、動くとき鎧が邪魔にならないそうだ。」
「とはいえ、どんなにいい武具でも使い手が一番重要なんだ。」
「確かに。しかし、どんな職業もそうだ、彼奴<マクシミリア>らは過酷な場面を幾度となくくぐり抜けるためにジョブの能力を磨く訓練をする……と前に聞いたことがある。」
「あれだけ動けるようになるには生半可な訓練じゃあない。訓練の中で培った体があるからこそ武具が輝くんだ。もちろん、経験も大事だがな。」
また店主の自慢げな笑い声が店内に響いた。
——束の間のひとときも過ぎ去り
「もう行くのか?」
「ああ、次に行くのはローザン帝国だ。」
「あっちに売って、こっちにも売る……アンタも大変だな。」
「そんなことないさ、綺麗ごとじゃおまんまは食えないからな。」
そうだな、と、店主も静かにうなずいた。
「ちょっと待っていろ……確かこの辺に……」
店主はそう言うと、店の奥から布の包みを持ってきた。
「餞別だ。ローザン帝国に着いたら売ってもらっても構わないさ」
商人は感謝を告げ、鍛冶屋を後にした。
ローザン帝国への険しい道のりは続く……
まだ半ば向かい途中だが、ふと気になり始めた。
「そういえば鍛冶屋のオヤジ、何をよこしたんだ……?」
手渡された包みの紐を解く。
「これ、ただのクワじゃねぇか!」
鍛冶屋には、鍛冶屋の見せ場があるものである。
——「鍛冶屋のひととき」
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30MF リーベルナイト
メーカー希望小売価格: 2,200円(税10%込)
発売日:2024年8月31日(土)
対象年齢:15才以上
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