暑さも引いて一気に涼しくなってまいりました。皆様いかがお過ごしでしょうか?食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋と言いますが、ホビー事業部の開発ブログとしましては「プラモデルの秋」を推したいワケです。
さて、プラモデルの秋とは言ったものの何を作るの?何がオススメなの?といったお話となるわけですが、今回はBANDAI SPIRITSツールシリーズの新作「マルチビルダーズケース」をご紹介。プラモデル用ツールとして開発された本商品の特徴を見ていきましょう。
本商品は被せ式のフタ、ハーフトレー2種、メインケースのシンプルな構成となっています。開発コンセプトは「自宅作業」。こういったケース類には「持ち運びに便利」を謳うものも多いのですが、本商品は「自宅ですぐに広げてすぐにしまえる」のがポイント。ロック機構や開閉ヒンジの無いフタもそうしたコンセプトに基づいています。
フタの裏側は、組み立て中の仕分けなどに便利なトレイに。作業時の一時的な分別に使うのに適した浅型で、一区画が広め。フタを開いた作業中にだけ使えるというところがポイントで、「作業時の整頓」と「収納時の整頓」で使い分けていきましょう。
フタの表面は、写真撮影の際にちょっとしたベースとして映えるようにデザインされています。グレー系の成型色が多いメカニックモールドのベースですが、それらとは一味違った「映え」の写真が撮れる乳白色のチョイス。足元への照り返しや光を透過拡散する乳白色成型ならではの特性をお試しください。
また、フタがメインケースから独立する構造のため、「ケースからモノを出し入れできる状態」でプラモデルの撮影ができるというのも意外な便利ポイントです。
ハーフサイズトレイは名前の通り、ケース平面半分サイズの深型トレイ。細々とした差し替えパーツやオプション装備、ちょっとしたマテリアルやツールの整理・収納に便利です。ハーフサイズトレイは2種類あり、デフォルトで3分割に仕切られて小仕切りで調整するタイプがひとつに…
デフォルトの仕切りが無い、タテヨコ自由に仕切り板を使えるタイプをひとつ用意。
着脱可能な仕切り板はメインケース用大サイズが3枚、ハーフトレイ用中サイズが2枚、小サイズが6枚付属。仕切り板の着脱ポイントの配置/間隔も開発スタッフで吟味を重ね必要最小限に抑えつつも、柔軟にカスタマイズできる設計です。
メインケースは、ハーフトレイを重ねた状態でもかなりの深さを確保。設計のキモとなったのがこの「深さ」の設定。「武器やバックパックを外さないと収まらないな」とか「ちょっと太めのプロポーションだと収まらないな」など、既製品の汎用タッパーやパーツケースにプラモデルを収めた時の悩ましい「少しの不便」をフォローする容積を目指しました。汎用タッパーやケースに「少し不便」を感じている方に、ぜひ使っていただきたいアイテムです。
秋の夜長にプラモデル。誰が言ったか「プラモデルは自由だ」という至言がありますが、秋の夜長といっても全ての時間を自由に使うわけにもいきませんよね。どんなに夢中でも、日々の暮らしの中の趣味、必ず終わりの時間がやってきます。そんな時サクッと片づけることができたら、再開するときにサクッとまた広げることができたら時間の使い方にもちょっと自由が増えますね。
気軽に片付けられるということは、また気軽に広げることもできるということ。マルチビルダーズケースで、あなたの自由な時間をもっと広げてみませんか?プラモデル遊びに時間の自由をちょっと加えてみませんか?