30MMシリーズ新製品レビュー。今回は3/14リリースの30MM新製品「オプションパーツセット2」に加えて先行して3/7リリースとなる「アルト[グレー]」も併せて紹介。各オプションの詳細な解説、使用例でその魅力に迫ります。
30MM オプションパーツセット2
サイドアーマー、爆発反応装甲、ミサイル・ポッド、ミサイル・ランチャー、スラスター、スモークディスチャージャー、ロールバーフック、脚部延長ユニットが各1対に先月発売の「オプションパーツセット1」と共通のの汎用ジョイント類を加えた構成。「オプションパーツセット1」と同じアルト用/ポルタ用を限定しない汎用拡張システムであり、各種武装類を大型のミサイル/ロケット弾といった爆装系を中心にした構成となっています。
では、各カスタマイズパーツを紹介していきましょう。
サイドアーマー/爆発反応装甲
今回のセットの装甲類は「オプションパーツセット1」よりメリハリの強いフォルムにまとめられたサイドアーマーとより細かい単位のユニットの集合したタイプの反応装甲。基本構成は「1」と共通なので混ぜて使うことも可能となっています。
スラスター
新デザインのスラスターはそれ自体にもジョイント穴を用意したタイプ。スラスターを装備したうえで、さらに別装備を追加できます。
ミサイル・ポッド
大型のミサイル・ポッド。こちらもそれ自体にジョイント穴を有し、上乗せ装備の追加に対応しています。
また長手方向に本装備専用のジョイントを備え、つないでいくことで6連装以上の多連装化も実現。
軸ジョイントと穴ジョイントは同軸上に配されているため並列多連装化もでき、視覚的にわかりやすい「重武装化」記号としても扱いやすいものに仕上がっています。
ミサイル・ランチャー
戦闘ヘリコプターなどに装備される比較的小型のロケット弾の多連装発射器をイメージしたデザイン。
もちろんこの装備も同軸配置のジョイントを有しているため、ランチャー自体の多連装化に対応しています。
脚部延長ユニット
足首関節にスペーサーとして挟み込むことでプロポーションを調整できる、新しいタイプのカスタマイズパーツです。
写真のように通常型の脚首ボールジョイントの間に挟み込むことで一段階長い脚部を構築できます。
この部品を組み込んだアルトと通常型の比較。頭半分程度の微妙な変化ですが、この少しの変化が見た目の印象に大きく影響を与えてます。カスタマイズを進めていくうえで意外なところで重宝する機会の多い注目のパーツとなっています。
ロールバーフック/スモークディスチャージャー
ロールバータイプのフックと、陸戦装備ではおなじみのスモークディスチャージャー(煙幕弾発射装置)。攻撃性のない装備ですがカスタマイズの上では機体の性格を演出していくアクセントとして重宝します。
使用例1
ここまでで紹介した装備をアルトに対して直接装備してみた例。比較的大ぶりな装備でまとめられ、グラマラスなシルエットを構築しやすいのが特徴です。
新型ジョイント各種
「オプションパーツセット1」と共通のジョイントがセットされます。ジョイント個々の紹介は「オプションパーツセット1」の記事をご覧ください。
http://bandaihobby.hatenablog.com/entry/2020/02/07/180000
ここからはこのジョイントも含めた使用例を見ていきましょう。
使用例2
サイドアーマーは腰以外にも取り付けが可能でスパルタンなシルエット構築に一役かいます。注目はロールバー。各種ジョイントとの組み合わせで胸部に取り付けることも可能。外したアルトの胸部装甲をロイロイに取り付けられるのも新型ジョイントのおかげ。
使用例3
ヒザ装甲を胸部にマウント。結果、装甲がなくなってしまうヒザ関節をサイドアーマーでカバーしています。ミサイル・ランチャーはシルエットに凹凸が少なくロイロイへの装備も容易。頼もしい装備のロイロイを仕上げることができます。
使用例4
胸部に使われた脚部延長パーツに注目。新型ジョイントとの組み合わせで色々な箇所のカスタム使うことができます。
ヒンジジョイントと組み合わせることでスラスターユニットもフレキシブルに動くバックパックブースターとして扱えます。
そして今回使用例のモデルを務めたアルト[グレー]をご紹介。
こちらはオプションパーツセット2に先行しての3/7発売 です。
30MM 1/144 eEXM-17 アルト[グレー]
アルトのカラーバリエーションに[グレー]が新たにラインナップ。濃淡2色のニュートラルグレーにオフホワイトによる組み合わせ。
無彩色で構成された機体はベース機として扱いやすいのも魅力。戦闘機のロービジ迷彩とも、寒冷地迷彩とも……活かし方はあなた次第!(※上写真は商品3セットを使用しています)
30MMはロボット模型を”演出”する───
雪原にヒザをつき駐機するアルト。
雪と馴染む寒冷地迷彩が視覚的にも寒さを訴え
僕らの部隊は戦わずして疲労のピークを迎えようとしていた……
敵機発見の知らせとともに、アルトを立ち上がらせる。
パウダースノーが巻き上がり、3日ぶりの起動に四肢が伸びあがる…
カスタマイズシーンベース(雪原Ver.)のテストショットが到着。アルト[グレー]を寒冷地迷彩仕様に見立ててのご紹介。
30MM開発チームの提案する楽しみ方の次のステージは「情景」!いわゆるジオラマ。一見難しそうなこの模型表現を30MMのカスタマイズシステムに落とし込むことでビギナーでも挑戦を繰り返していけることを目指した意欲作です。
ただ立膝をつくだけのポーズも、ただ立ち上がっただけのポーズもこのカスタマイズベースの「上にいる」だけで意味合いが違って見えてきます。
そんなジオラマの面白さをカスタマイズと同じように楽しんでいただけます。
ベースは組み合わせることで広げていけ、複数体からなる大きなジオラマも構築可能。1機だけでは表現しきれないような激戦の表現にも挑戦できます。
こちらはまだ少し先2020年5月の発売となります。続報をお待ちください。
それでも進化は止まらない──────
30MMカスタマイズの進化は止まらない。無限の可能性を発信し続ける。
(※上写真は「アルト[グレー]」3セットと「オプションパーツセット2」1セットを使用しています。)
30MM 1/144
eEXM-17 アルト[グレー]
2020年3月7日発売予定 定価1408円(税込み)
30MM オプションパーツセット2
2020年3月14日発売予定 定価660円(税込み)
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