発表以来、大反響をいただいている30MMシリーズ第三勢力EXM・スピナティオ。
今回は上がってきたばかりのテストショットを組み立てていくことでその刷新された素体構造を紹介!より組みやすく、よりカスタマイズに集中できるように進化した30MMの設計哲学を覗いてみましょう。
(※本記事中の製品はすべて開発中の物で実際の商品化の際には変更される箇所が出る可能性があります。ご了承ください。)
ランナー構成
新規ランナー6枚に加えて30MMシリーズではお馴染みのポリボールを加えた7枚構成。驚くべきはランナーに反比例するように減ったパーツ数。組立易さを追求した本体のパーツ数は実に1割以上減っています。
それでは新規ランナーを順番に見ていきましょう。
A1/A2/B1/B2ランナー
胸部/腕部/脚部各パーツを内包したランナー。いわば関節以外の素体の外装になります。
これまでよりランナーサイズが小さく、1枚当たりに収録されるパーツ数も大幅に減りました。これによって手にしたときに取り回しやすく、また説明書で指定された番号のパーツがより見つけやすくなります。
C1ランナー
「30MMフレーム2」の刻印からもわかるように、スピナティオを皮切りに展開する第2世代の関節として開発されたパーツ群。上部から首/腕/腰/脚と組みあがりに準じた位置にパーツが配置されています。
C2ランナー
C1ランナーと同じ金型上に配されたランナー。その内容はスピナティオシリーズの標準付属オプションで、武装マウント/ネイキッド仕様肩関節/平手/斜めグリップ対応握り手/肩アーマーマウントを用意しております。
ポリボールランナー
30MMシリーズお馴染みのポリボールを継続採用。このポリボールを介した関節であれば互換性も確保されることになるので既存アイテムとのカスタマイズも楽しめます。
スピナティオ素体
ここまでのランナーで組みあがるのがこのスピナティオ素体です。より人体に近いスタイリングを目指したデザインになっており、ここでは肩アーマーを装着しないのでC2ランナー収録のネイキッド仕様肩関節を使い組み立てました。肩幅が狭いプロポーションによりより引き締まった印象になります。
背面です。開発は外観だけではなく、30MMシリーズが標榜してきた組みやすさ、カスタマイズ性にまで至る総合的な進化を目指したものになります。
組み間違いや組み忘れのおきやすいパーツ挟み込みを廃止し、パーツを閉じた後から取り付けられる各部関節構成になっております。組間違いを減らし、シリーズ最少のパーツ数で組みあがります。
D1ランナー
D1ランナーは戦国仕様の装備品をまとめたランナーです。既存4種が基本モデルの後に(○○仕様)という特化装備モデルを展開したのに対して、このスピナティオは最初から(戦国仕様)という特化装備で登場するのも注目のポイントです。
戦国仕様装備 一式。兜、鎧(胸/肩/腰/太腿)、刀、銃で構成されております。
スリムなスピナティオ素体へ肩アーマーの装着はC1ランナーに収録されていたアーマー装備応型肩関節を使用します。肩アーマーもこれまでとは違い、挟みこむ組み立て工程を廃止しております。装甲としてパーツを組んだ後からマウント部をパチンとはめ込む構成でより直感的な組み立てを実現しています。
スピナティオ(戦国仕様)
戦国仕様オプションフル装備状態です。これまでの局地戦仕様が素体の標準アーマーとの「交換」によって構成されていたのに対して、スピナティオシリーズは素体にあくまでも「追加」していく形でオプションを装備する構成が特徴です。
素体腰横のCタイプジョイントにはC2ランナー収録の武装マウントを装着することでで刀と銃を腰に装着できます。
斜めに生えたグリップに対応した握り手によって銃火器のグリップのデザインにも変化が起きます。
標準で付属する平手を使ったポージング、演技の幅が広がります。
製品により近いテストショットでそのベールを脱いだスピナティオ。次回は可動性能、カスタマイズ特性について紹介します。お楽しみに。
次回、30MMスピナティオ・イントロダクションガイド(地の巻)に続く!
乞うご期待!