2020年秋のカスタマイズミッションズは(寒冷地戦)。寒冷地帯Eで繰り広げられる戦いにあなたならどう挑む?
砂漠都市戦以来となる「特別増刊カスタマイズガイド」今回は(寒冷地戦編)に準じた作例を紹介。今までの商品としては明確な「対応した局地戦仕様」が存在しない「寒冷地」に合わせたカスタマイズには一体どんなものが考えられるのか?ミッションストーリーをどう解釈していこうか?カスタマイズミッションズへの参考になる作例集。
さぁ、未体験の舞台に何を登場させようか?イメージをふくらませていきましょう!
今回の舞台を確認してみよう
今回のミッションストーリーを確認。場所は寒冷地帯E、氷と極寒の海からなる舞台設定。バイロン軍の侵攻ルートは衛星軌道からと、凍るような海から……地球の極寒環境下に初めて挑むバイロン軍。地の利を活かせるとされながらも自分たちにとっても厳しい環境である地球連合軍……
衛星軌道からの刺客
まずは衛星軌道からの侵攻とその防衛から考えてみましょう。
寒冷地降下任務用シエルノヴァ(バイロン軍)
月面の拠点から直接攻め入る軌道降下部隊における標準的な機体。長時間任務遂行能力を上げるためにペイロードの大きいユニットを組み合わせている。
〇「寒冷地」のイメージソースをどこから拾うのかが今回のミッションのキモ。ここでは本格的な登山装備から発想を得てみました。
軌道上から降下後、目標となる実験施設探索のために雪山の中を進んでいく……山岳隊のリュックをイメージしたバックパックがポイント。
雪原スキーヤー装備アルト(地球連合軍)
バイロン軍が不慣れと思われる地球の雪原で圧倒的な機動力の優位を目指してスキーユニットを装備。高速で肉薄する一撃離脱の繰り返しによる戦術をとる。ブースターを併用したスキージャンプ式の跳躍も可能です。
〇寒冷地といえば雪。雪といえばスキー!という発想。難しく考えなくても自分の知っている何かしらの「とっかかり」からイメージを膨らませていきます。
エグザビークル[タンクVer]のスキッドを使ってスキーを構築。雪原を意識した寒冷地迷彩を基本とする一方で遭難時に発見されやすいように目立つオレンジの頭部を採用している……ともっともらしく設定を考えますが要はスキーウェアですね(笑)。
極寒の海をめぐる攻防
海からの侵攻。発売されたばかりのエグザビークル[アタックサブマリンVer.]面目突如といったところ……そして迎え撃つ地球連合軍の装備は?
潜水揚陸型サブマリン(バイロン軍)
水中での支援戦闘のみならず、自ら上陸戦闘までこなすことを実現した大型エグザビークル。クローラーユニットにより陸上では戦車として運用。その長大な後続性を活かし味方機の戦線回収といった幅広い任務を遂行できる。
〇エグザビークル[アタックサブマリンVer.]を2機オプションパーツでつないで大型化したカスタマイズ。人型のEXMのカスタマイズとはまた違った趣の作品を作ることができます。
裏側にはクローラーユニットを装備。使用時には収納状態から180°ひっくり返して展開する。Cタイプジョイントなら展開/収納といった、ちょっとした「変形」ギミックを作ることもできます。
戦車形態。その広い背面に味方を乗せて回収することも想定。
ポルタノヴァ水中仕様との比較。かなり大型化したのがうかがえる。アクションベース(別売り)を使ってランデブーさせてみた。EXMと絡めた写真を用意すると世界観も膨らみますね。
哨戒型エグザプレーン(地球連合軍)
エアファイターの対潜哨戒機型。海上から敵潜水部隊を発見、攻撃を加える。潜水する敵からの相対撃墜率の低い航空対潜作戦を展開する。
〇いろいろなパーツが増えたので戦闘機以外の航空機のスタイリングも組みやすくなりました。エグザビークルの種類も増えたのでサポートメカそのもの作品として作りこむのもいいですね。
下面から。海上から水中をうかがう「らしさ」の演出としてレドームを下に向けて装備。作業用アーマー装備のラビオットの頭部を機種に吊るしてみた。
側面から。空戦を行う戦闘機(エアファイター)ではなく、低速で海上を滞空する飛行機としてのカタチを意識してみた。「強い、速い」以外の切り口でカスタマイズを考えてみる製作例。
シエルノヴァ上陸作戦仕様(バイロン軍)
極寒の海から上陸、雪原侵攻を目的としたタイプ。下半身は脚ではなく推進ユニットを直接接続。陸上ではスキッドタイプの足回りとして機能。水中モード時のクローは上陸後、180°回転してツインバスターとなる。重砲撃タイプの機体を戦場に休息展開させる目的で開発された。
〇こちらも簡易的な変形を実装した製作例。今回は寒冷地に「上陸した後はどうするのか」という切り口で揃えてみました。
上陸後は雪原を高速移動するスキッドユニットとして滑るように走るイメージ。
水中では短いクローだった腕部は、実はツインバスター。回転して前後を入れ替え、地上では砲撃戦を担う存在に変貌する。
最終防衛ライン上での激突
これまでを振り返ればいつも肉薄する戦い。今回も激戦が予想される。拮抗する中、単騎で戦局を左右するスペシャルなカスタマイズを狙うのは当然みんなの憧れ……
〇 現実にも、ゲン担ぎや気を紛らわすちょっとした冗談から始まったカラーリングやマーキングの機体が逸話を残すケースが度々あります。カスタマイズミッションズでも、ちょっとひねった物語でストーリー賞を狙ってみるのはいかがでしょう?先に物語を考えて逆算的にカスタマイズの内容を考えてみるというのもアリですね。
背面から。アルト空戦仕様のバックパックをウェポンハンガーとして使用。ハリネズミのようなシルエット。
横から。モチーフは言わずもがな。形だけで追いかけるのは難しいので、配色でモチーフの記号を追いかけてみた。
「さぁ、奴らにプレゼントをお見舞いしに行くぞ!」
「オー!」
今回の地球連合軍の製作例。EXMの開発拠点がある設定なのでいつも以上に多種多様なカスタマイズが現れるに違いないです。
シエルノヴァ・ダイレクトボマー(バイロン軍)
背面。実はクローラー4脚の構成で鏡餅のような重量級のシルエットを構築。先端の黄色い部分が「最強爆弾」の弾頭(笑)という設定。
色々設定を語るのもカスタマイズの醍醐味。とはいっても今回のブログ記事で紹介している作例もあくまで「製作担当者の設定」。「30MMの公式設定」ではありません。
30MMの公式設定に「唯一無二の英雄」や「この作戦に参加した特別カスタムの機体数は全部で○○機といわれる…」なんて、いわゆる「リアルロボット物に用意されがちな設定」が無いのもユーザー各々が「最強のカスタマイズ」を主張し楽しめるようにという考え方からなのです。
今回のバイロン軍側製作例。長物が揃っています。要衝に勝負をかける攻撃的なカスタマイズ。
自慢のカスタマイズで参戦しよう!
「今、両軍の最強同士がぶつかり合う!」
今回はストーリー的にも山場。バイロン星への反撃の要となる地球側のゲート。陥落すればバイロン軍の一方的な侵攻を受け、死守できれば反撃への糸口をつかむことになる……互いに負けられない戦い。
是非自慢のカスタマイズで参加してほしいです。あなたの考えた設定が必ず戦局に影響を与えていく……
カスタマイズミッションズ第6弾“寒冷地戦”
2020年11月13日(金)0時~2020年12月14日(月)23時59分まで開催!
ミッション詳細はこちら!
https://bandai-hobby.net/site/30minutes_missions/mission.html
ご応募お待ちしております!