ホビー事業部の開発ブログ

プラモデルと日夜格闘する、BANDAI SPIRITS ホビー事業部の開発スタッフによる公式ブログです。

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【Figure-riseLABO】研究進捗レポート:2019年2月

開発ブログをご覧の皆様、こんにちは。

本日もホビーサイトにお越し頂きありがとうございます!

 

いきなりですが、皆様、BANDAI SPIRITSホビー事業部には

Figure-riseLABO

という商品シリーズがあることをご存知でしたでしょうか…?

 

~おさらい Figure-riseLABOとは~

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引用:Figure-riseLABO紹介ページより (https://bandai-hobby.net/site/figurerise-labo/index.html)

 

 

Figure-riseBustシリーズで開発された「レイヤードインジェクション」という成形技術を核として、「LABO」の名の通り、新技術開発に主眼をおいた商品シリーズとなっております。

昨年6月に発売しました「Figure-riseLABOホシノ・フミナ」からスタートして、はや8ヶ月…

今回は研究の進捗報告、ということで、こちらの商品を紹介させて頂きます!

 

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Figure-riseLABOホシノフミナ[The Second Scene] 

です!

 

昨年6月、第一弾商品の発売以降、次期展開に向けた技術研究として

・商品組み立て後、仕上がり精度の向上

・成形技術の安定化

これら2つのテーマについて、研究が続けられることとなったのですが…

 

はい、結論から言いますと

金型構造を進化させて作り直しました…!

 

 

その結果、商品仕上がりの更なる向上として得られた成果がこちらになります

 

その① 脇腹のゲート跡、撤廃

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その② 脚部のゲートサイズ、大幅減少

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 パーツをランナーから切り離して組み立てるプラモデルにおいて、

ゲート処理、というのは永遠のテーマの一つです。

 

プラモデルのランナーにおいて、このゲート位置というのは非常に繊細な要素となっておりまして、一か所変わるだけでパーツの精度がガラッと変わってしまう…そんなこともよくあります。

大変繊細な成形工程を要求される「レイヤードインジェクション」において、

仕上がりはきれいにしたい、安定した生産性も必要、

それら「両方」を実現させるためには、抜本から構造を見直す必要があった…という経緯です。

 

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時間も手間も厭わず、プラモデル技術の進歩のために研究を続ける…

Figure-riseLABOは、そんなシリーズなのです!

通常の商品展開ではあまりにも常識はずれな判断といっても過言ではないこの選択、

BANDAI SPIRITSでは、このLABOシリーズにそれだけの情熱を注いでおります。

 

まずはこの「Figure-riseLABOホシノ・フミナ[The Second Scene]」で、

さらなる最先端のプラモ成形技術を感じて頂けますと幸いです。

 

 

そして…

「LABO」のプロジェクトは複数ラインで並行して研究が進んでおります。

いずれ、他の研究テーマについてもお伝えできる日が来るかと…!

 

Figure-riseLABOホシノフミナ[The Second Scene]は近日受注開始予定となっております。

 

皆様、今後ともどうぞお楽しみに!

 

 

 (C)創通・サンライズ

 

※こちらに記載の情報は2019年2月現在のものです。

※画像は試作品になります。

※商品は記載の内容と多少異なる場合があります。