30MMシリーズにバイロン軍待望の新機体が登場。ラビオット、エアファイターと新機体の投入を続けてきた地球連合軍に対してのカウンターとなりうる新戦力。ポルタノヴァからスタイリングを大きく変化させたこの新機体のポテンシャルに迫っていきましょう。メカニックデザインは、渭原敏明氏にご担当していただきました。
bEXM-14T シエルノヴァ[グリーン]
ボリューミーな下半身にスリムな上半身。そして30MMシリーズ随一の小型の頭部からなる三角体型。地球連合軍のラビオットの逆三角体型とは対照的なスタイリング。個々の無骨なパーツ形状に対して、集合すると途端に連続性を持ったフォルムが構築されるデザインは渭原敏明氏によるもの。
バックパック上部に多機能レーダーを装備する独特のスタイリング。足首正面側に配していた装甲は本機では後方、アキレス腱周りを覆うタイプへ。第一弾となるカラーリングはグリーン。ポルタノヴァの最初のモデルに選ばれた色を踏襲したものとなっています。
各部の詳細を追っていきましょう。
頭部
鋭角的なヒサシに大胆にカットされた後頭部で構成されたフォルム。正面装甲を外した内部メカニックもポルタノヴァに準じたデザインで同じ系譜上にあることを感じさせるものになっています。
特筆すべきはその大きさで、ポルタノヴァと比較すると二回り以上小さいサイズ。シリーズ中でも大ぶりなサイズだったポルタノヴァとシリーズ最小となる本機、シエルノヴァの両極の存在によってバイロン陣営のカスタマイズの多様化が期待されます。
胸部
上下に薄く、左右に広いシルエット。腰部へ連なる腹部周りは円形ターレット状で。上半身自体を重機のオプションのように捉えることで、鋭角的な上半身と重厚な下半身へ繋ぐ一見ちぐはぐになってしまいそうな組み合わせに説得力を持たせるデザインとなっています。
胸部装甲は着脱可能で、ジョイント穴はポルタノヴァと互換。背面のジョイント穴もポルタノヴァと同じ規格。既存のポルタノヴァ用の各種装甲、バックパック、オプションが使用可能です。
バックパック
前後に長く後方に向かってすぼまる形状に、後頭部を囲うネックサポーターを介し円形レドームをマウントする構成。後端にジョイント穴を3つ実装し、シンプルな造形に反してカスタマイズ性の高い作りになっています。
肩アーマー
これもシリーズ中最も小ぶりに仕上がったパーツ。ジョイント穴をもたず、一見して拡張ジョイントが皆無とさえ思えるデザインにみえますが……
実はロールバーはCタイプジョイントの軸として機能し、シンプルな中にも最低限の拡張性を担保するように工夫が凝らされています。
腕部
前腕が長くデザインされ、ピンと伸ばした時に「ヒト型の腕部」というより「重機のマニュピュレーター」としてのスタイリング。「ヒト型に作られた機械」ではなく「機械で作られた人型」とでもいうべき切り口でデザインされています。
腰部
シエルノヴァのデザインにおいてもっとも冒険的なのが腰部ユニット。ターレット基部としての円盤上のブロック、左右サイドアーマーのない状態をデフォルトとし、そして安定感のある起点を左右に広げた新型の股関節軸からなる構成。前方に1、後方に2ヵ所のジョイント穴を有します。
注目の股関節軸パーツは新規設計部品。腰部のメインフレーム自体は今までと同じパーツなのでポルタノヴァをはじめ他の機体のカスタマイズにも使用できます。
脚部
重戦車のような正面装甲。足を延ばし切ったときにひとつながりの装甲面を構築するのがポイント。膝周りからのぞく半球状のブロックがポルタノヴァ系列であることを彷彿とさせます。
側面に多数のジョイント穴を配し、アキレス腱周りを覆う後部装甲はアンカーを兼ね、接地補助をすることでかなりの重カスタマイズを施しても自立できます。
ハンドガン
こちらも頭部とならんでシリーズ最小の部類に属する手持ち火器、ハンドガン。
小さいながらも砲身を換装できるパーツ構成で各種オプションパーツとの互換性も抜群。両側面にジョイント穴を持ち、その大きさと相まって組み合わせやすいグリップパーツとしても重宝することでしょう。
マーキングシール
新デザインのマーキングシールが付属。ナンバリングが白黒各2サイズと、バイロン軍章、形式番号表記を収録。
脚部に広い装甲面積を持ったシエルノヴァなら3ケタナンバリングも容易。マーキングをうまく活かしてカスタマイズに取り入れてみましょう。
ポルタノヴァとの比較
同じバイロン軍の機体であるポルタノヴァとの比較。同じ軍の同じく汎用型EXMとはにわかに信じがたいほどのプロポーションの異なる2体。
上半身を入れ替えてみた例。途端に軽量級と重量級の両極のキャラクターが組みあがります。
シエルノヴァの股間節軸パーツをポルタノヴァに組み込んでみた例。小さな部品ですが、実装するとグっと骨太な印象のプロポーションに。
シエルノヴァとポルタノヴァ1体ずつからの組み換えでも多彩なパターンのモデルが構築できます。このバイロン軍コンビは特にプロポーションの変化に富んだカスタマイズ楽しめる組み合わせ。是非このコンビネーションを味わってみてください。
bEMX-14T シエルノヴァ[ダークグレー]
同時発売となる[ダークグレー]明度差の大きい2トーン構成だった[グリーン]に対して低明度、低彩度の2色でまとめられたロービジ仕様。
メインのダークグレーに対するアクセントカラーはブラック。カラーコーディネートの際にどの色とも組み合わせやすい低明度、低彩度色の組み合わせとなっています。
続々と投入されるシエルノヴァ
「移動中の新機体bEXM14-Tの部隊を発見……こちら37偵察中隊所属 ……」
地球連合軍とバイロン軍の戦いに新たなるストーリーの構築されます。
士官部隊用オプションアーマー
[シエルノヴァ用/レッド]
防衛作戦用オプションアーマー
[シエルノヴァ用/グレー]
シエルノヴァ用のオプションアーマー2種も同時発売。
両タイプ共通装備としての大型のハンドユニット、肩アーマー、ブレードアンテナ、胸部装甲。そして各タイプ毎に別のデザインが用意されたフェイスユニット、肩アーマー用追加装甲からなるセット。
士官部隊用オプションアーマーの取り付け例。肩横の増加装甲が上半身のボリュームを増し力強いシルエットを構築。
防衛作戦用オプションアーマーの装着例。肩の増加装甲は装甲以外の機能を持っていそうな特異な形状。
防衛作戦用オプションアーマーのフェイスユニットはバイザーの開閉ができる。
2セットを用意して両腕に大型ハンドユニットを装備する人気の「モンスタールック」の構築も楽しみなカスタマイズオプションです。
eEXM-17 アルト(空中戦仕様)[オレンジ]
アルト(空中戦仕様)に新色[オレンジ]が登場。オレンジとホワイトの2トーンにブラックの武装類の構成。
先月発売のエグザビークル(エアファイターVer.)との連携/組み合わせも楽しみな新カラーです。
翼を手にした部隊の増設は着々と進む。空戦が雌雄を決するその日へ向けて……
(アクションベースは別売りです。)
謎多きバイロン軍の新機体───
戦いは混迷を極め、さらなる脅威が猛威を奮う……
30MM 1/144 bEXM-14T シエルノヴァ[グリーン]
2020年6月13日発売 定価1518円(税込み)
30MM 1/144 bEXM-14T シエルノヴァ[ダークグレー]
2020年6月13日発売 定価1518円(税込み)
30MM 1/144 士官部隊用オプションアーマー[シエルノヴァ用/レッド]
2020年6月13日発売 定価440円(税込み)
30MM 1/144 防衛作戦用オプションアーマー[シエルノヴァ用/グレー]
2020年6月13日発売 定価440円(税込み)
30MM 1/144 eEXM-17 アルト(空中戦仕様)[オレンジ]
2020年6月13日発売 定価1980円(税込み)
このPKGをチェック!