今月発売のスペースクラフトを加えて、陸海空~宇宙と一定のフィールドを網羅した30MMエグザビークル。人型ロボットであるEXMとサポートAIのロイロイを主力として戦う世界観に、支援兵器群という広がりを与えるカテゴリーです。
今回の30MMスタートアップガイドではそんな支援メカ「エグザビークル」をフィーチャー。単純に既存製品と併せてカスタマイズできる素材として楽しんできた人も、少し持て余してしまっているという人にも是非読んでもらいたいカスタマイズの提案をいたします。
支援メカって何するの?
そうはいっても30MMシリーズは自由な組み換えがポイントとなるシリーズ。どんな風にでも組み上げてしまえるのも事実。いったい何をすると「支援メカ」になるのか?
そこで今回はイメージを掴み広げていくうえでエグザビークルを起点にカスタマイズを広げていく思考で見ていきましょう。「カスタマイズしたエグザビークル」を作るのか、「エグザビークルを使ったカスタマイズ」を作るのか、それとも「どちらでもない新しい何か」を模索していくのかはあなた次第です……!?
「支援メカ」が支援メカらしい時ってどんな時でしょう?それはもちろん「支援している時」。
例えば(エアファイターVer.)や(アタックサブマリンVer.)がEXMを載せたり、引っ張ったりするのも「支援」です。
EXMトランスポーター
整備工場や基地内での移動を想定したトランスポーター。エグザビークル(タンクVer.)を起点に(アタックサブマリンVer.)の胴体部を中央フレームとして挟み込むようにして製作。
この手のトランスポーターの荷台は平らで広い床を用意しようとしがちですが、
機体と噛み合うような起伏を作るつもりで組み替えていく方が収まりの良いものができます。
ラビオット用のオプションアーマーから登場した「作業用」の概念。土木/建築的な作業も戦うロボット本来の任務からみれば相対的に「支援」です。
作業用多脚ビークル
作業用ロボットをイメージしています。人型ロボットであるEXMに対して「重機」としての無機質感が魅力です。 現実の私たちの世界にも「人型じゃないけどSFっぽい重機」は存在するのでエグザビークルは比較的現実味を感じられるメカであるといえます。
その相対的な現実感を逆手に取り、EXMの傍らに置くことで30MM世界のリアリティを高める演出にも繋がります。多脚メカニックは様々なパーツの組み合わせから作ることができ、なおかつ人型ロボットより相対的なリアリティを得やすいので挑戦しやすい類型といえます。
ストレートに強くなる!
ストライク・エアファイター
「支援メカ」の側面よりもあくまでも30MM世界の中の「ビークル」としての「グレードアップした姿」を作るのも楽しみです。いわば「直球」のカスタマイズと言えます。
(エアファイターVer.)を強靭な戦闘機として強化していこうという楽しみ方。強力そうなエンジン、強力な武装、たくさんついた翼……
30MMシリーズのごくごく基本的な遊びかたといえばその通りなのだけれども最初に「飛行機」と決めてしまうことで、何の部品を使ったから…ではなくて何の部品を使っても最終的に何に見えるものを作るのか?を考えることができるのがポイントです。
人型ロボット以外に飛行機/戦車/潜水艦/宇宙空間機と一通りのシチュエーションに対応したビークル(乗り物)の素体となるキットが存在するので「自分の好きな乗り物」というとっかかりからイメージを膨らませていけます。
ヘビータンク
これもそんな直球の「より強力な戦車」として仕上げた例。オプションパーツセットにはスモークディスチャージャーやロールバー等陸戦兵器を彷彿とさせる小物も多いので「30MM世界最強の戦車」を目指してみるのも面白いです。
後ろから。色々なスタイリングのメカを作っていろんな角度から眺めていくと「カッコイイ」の引き出しが増えていくのが実感できるようになります。
強行探索作業型サブマリン
こちらは潜水艦の強化例。水中を「浮遊」できるが故の多腕作業型。タコやイカなどの多肢を持つ海洋生物のような不気味さを演出しています。
この例でも潜水艦のカスタムといいつつ芯にほとんど(アタックサブマリンVer.)が残っていない構成。真ん中の構造的な中心部にはシエルノヴァの胴体を使っているくらいのもの。最初のイメージ固める拠り所としてベースキットを用意するという作り方です。
恐竜進化の成れの果て
万能戦闘支援ユニット・アームドノヴァブースター
巨大ロボットであるEXMをさらに「乗りこませる」ような形で一体化するビークルユニット。巨大ロボットの恐竜進化の成れの果てにして「お約束」ともいえる弩級の超大型装備です。
装備してる?着てる?載っている?一体化というか合体です!(お約束)切り離した武器を手に持たせ、背中に連結、ブースターは角度を変えて……
「とてもデカくて、とても強くて、とてもスゴイ!」とても×3段活用(?)ちょっと幼稚かもしれませんがとても楽しいメガ盛りカスタマイズです!
「これってエグザビークルのカスタマイズなの?」と作例担当もちょっと困惑していた製作例です。元々「何にでも化けていける」ように意識してデザインされてきたエグザビークル。
人型ロボットであるEXMに組み合わせていける「飛行機風の」とか「戦車風の」とかそういう「実在の乗り物のティストを持ったSFガジェット」の集合からなるデザインです。カスタマイズする人の色に馴染んで「元が何であるかが主張しなくなってしまう」ようにできています。
だからカスタマイズを重ねていくと最終的には「エグザビークル(○○Ver.)」の強化型(カスタマイズ)ですという括りかたはスッと霧散してしまうのです。
「ピン!」とくるガジェット
カップに注げばカップになり、ボトルに注げばボトルになり、ポットに注げばポットになる……と水のような存在といえるのがエグザビークル。ある意味最も30MMシリーズのコンセプトに忠実な存在といえます。
これらを駆使したカスタマイズあなたがどんな傾向のメカニックを好きであってもきっと応えてくれるでしょう。ではどのエグザビークルを手にしても同じことなのかといえば答えは否です。
色、形、箱のイラスト。すべてがインスピレーションを刺激するようにと趣向を凝らして起こされたデザイン群。是非「ピン!」とくるものを選んでみて下さい。
「ピン!」とくるもの、見つけてみませんか?
30MM 1/144 エグザビークル(スペースクラフトVer.)
[パープル]
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2021年6月発売予定 “第3勢力”のエグザビークル
30MM 1/144 エグザビークル(キャノンバイクVer.)
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